世界遺産の沖ノ島に興味を持ち、宗像大社へ行ってきた。
「沖ノ島」は、最近、世界遺産関係で有名になった、朝鮮半島と日本の間の玄界灘に 浮かぶ孤島である。 沖ノ島は、「宗像大社」の神領で沖津宮があり、女人禁制で、 一般人は5月27日の大祭を除いては上陸できない。 また、沖ノ島からは8万点もの国宝が出土しており「海の正倉院」と呼ばれている。 その国宝の一部が宗像大社の神宝殿で公開されていると知り、 宗像大社に今日初めて行ってきた。 神宝殿へ行く前に、宗像大社をまわったが、ここで一番感銘を受けたのが「高宮祭場」である。 神社が建てられる以前に祭祀が行われた「空間」で、それが、うっそうと茂る木々の中にある。 「木」や「風」、「太陽」、「月」、「星」等を周りに感じながら、祭祀が行われていたことが、自分の感覚の中で、はっきりとわかった。 他の神社には、このような空間はほとんど残っていないが、宗像大社には残っていて、それを参拝者に公開していることもすごいことだと思った。 地元の人に聞くと、ちょっと前までは何もないところだったとのこと。それが事実ならば最近整備したことになるが、それでも沖ノ島には巨岩があって外で祭祀が行われていたのは間違いないようだ。 例えば、元旦には、宗像大社では妙見=北極星の祭儀が 午前2時(丑)に行われてきているらしい。 神殿ができる以前の時代には、地球の自然を感じながら、 祭祀が執り行われてきたことの一つの証拠だと勝手に解釈した。 本当は、高宮祭場よりも気になった場所があり、それは山の上の祠だった。 参拝を終えて、神宝殿へ行き、沖ノ島から出た国宝を見てきた。 なんか沖ノ島に行ってみたくなったので、 神主に5月27日大祭の応募について聞いてみた。 残念ながら、今年の手続きはもう終わっているとのことだった。 帰り道に、海に行ったら、夕日がとても綺麗でした。 ちなみにおみくじを引いたら大吉でした。